なんとなく書き連ねてみる

 『ファウスト vol.2』はトム・ジョーンズの「コールド・スナップ」しかまだ読んでいないが、心地良く読み終えることができた。好きだな、こういう作品。但しこれを「ぼくたちの時代の海外文学」と称して良いかどうかには疑問が残る(この主人公と妹って、いったい何歳なんだろうか?)。海外文学といえば、早川書房四月の新刊に予定されている『愛の饗宴』のチャールズ・バクスターって、よく考えてみたら『安全ネットを突き抜けて』(早川書房)の作者ではないか! うわぁ懐かしい、ということで、クリスファー・プリースト『奇術師』以外にも楽しみが増えました。『奇術師』は、記憶に誤りが無ければ、あの〈なんでクローネンバーグの映画のノヴェライズをプリーストが!? マックス・アラン・コリンズやウィリアム・コツウィンクルに続いてしまうのか!?〉と衝撃を受けた『イグジステンズ』(竹書房文庫)以来の翻訳紹介になる筈。世界幻想文学大賞受賞の巨編とか。
   そういえば入手本、他にも小森健太朗とか松尾清貴とか岡田秀文とか竹本健治とかピーター・F・ハミルトンとかも買っていたのだった。夜になったら追加しておきます。